へどろから見た持続可能な世界ーがん対策
前回のコロナ対策では、熊本大学名誉教授前田浩博士(抗がん剤の世界的権威)が訴えられる、「野菜スープ」の力についてお伝えしました。今回はその他の効能についてもお伝えしたいと思います(加筆しています)。
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前回のコロナ対策では、熊本大学名誉教授前田浩博士(抗がん剤の世界的権威)が訴えられる、「野菜スープ」の力についてお伝えしました。今回はその他の効能についてもお伝えしたいと思います(加筆しています)。
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世界的に新型コロナウィルスの感染拡大がいまなお続くなか、新たな変異株「オミクロン株」が南アフリカで見つかり、それが新たな感染拡大を引き起こし、コロナ禍は収束する気配がまったくありません。私たちはマスク、手洗い、三密以外、ワクチンや治療薬に頼るしかすべはないのでしょうか。
熊本大学名誉教授で抗がん剤の世界的権威である前田浩氏は、著書「ウイルスにもガンにも野菜スープの力」(幻冬舎)で次のように述べておられます。
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新型コロナウィルスにかかって亡くなったと聞くと、私たちはウイルスが人を攻撃して死に至らしめたと思いがちです。しかしウイルスは死因の「きっかけ」にすぎません。
私たちはマウスを使ったインフルエンザウイルスの実験で、ウイルスに感染して死んだマウスの死体から、ウイルスが全く見つからないことを発見しました。マウスはウイルスによって殺されたのではなく、「感染後に発症した肺炎」で死んだのです。世界で初めてこの事実を突き止め、科学雑誌「サイエンス」に発表しました(1989)。
活性酸素の働き |
ウイルスが私たちの体内に侵入すると身体の免疫をつかさどる白血球から、ウイルスを殺すために「活性酸素」が通常の200~600倍も放出され、それによりウイルスは全滅します。しかし過剰に発生した活性酸素は自身の肺の細胞や組織も傷つけ、それが原因で肺炎を引き起こします。しかも私たちが暮らす生活環境にはその他の細菌・病原菌もいっぱい浮遊しているので、そうした菌に複合感染すると肺炎は重症化しやすく、致命的になります。つまりウイルスは肺炎の引き金であって、直接の病因・死因は過剰な活性酸素なのです。
ではこの活性酸素をどうやって中和したらよいのでしょう。それを探すなかで「抗活性酸素力」の成分を含む野菜に注目しました。野菜はその細胞の中に、色や香り、辛み、苦みなどのもととなる成分、ファイトケミカル(植物性化学物質)を含んでいます。このファイトケミカルには強い抗酸化力があり、ウイルスの侵入などで発生した活性酸素を中和・除去してくれます。ただし細胞は固い細胞膜に覆われているため、噛んだりすりつぶしてもなかなか壊れません。しかし加熱するとすぐに破裂してファイトケミカルや食物繊維が外に出てきますので、抗酸化力は加熱により100倍近くも強くなります。だから鍋物、みそ汁などで旬の野菜たっぷりの料理をスープごと毎日食べていれば、ウイルスに感染しても軽症ですむか、早期回復が期待できます。
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