2017年1月20日金曜日

ちーたびの案内

 前回、枕の効用について書きました。そのあと様子を見ながらタオルを3~4枚追加し、いまは枕の高さを以前の1/3ほどにして寝ていますが、首筋の張り、肩こりをほとんど感じなくなり、整骨院にも出かけなくてよくなりました。やはりストレートネックの矯正には、首に逆向きの圧力をじんわりかけてやるのが有効なのかも知れません。しかしパソコンに向かうと、画面を見るのにどうしても姿勢が猫背になるのか、まだ時々頭がフワとしたり気分が悪くなることがあり、いまは出来るだけパソコンに触れないようにしています(難しいですが)。パソコンからのブルーレイの影響も考えられますので。

 今回、診断してくれた外科医はまた、「身体を温め、コリを揉みほぐすように」とアドバイスしてくれました。そこで今まで以上にお風呂で身体を温め、これまで使ったことのない「ホッカイロ」を肩に張ったりして、身体を温めるようにしていますが、確かに身体を温めるだけで気分がよくなり、コリも取れるように感じます。「血流」が良くなり、酸素が行き届き、老廃物が取り除かれるからだと思います。
 以前テレビで日本に住む欧米人の多くが、日本に来て夜よく眠れるようになったというアンケート調査を紹介していました。欧米人はシャワーで身体を洗いますが、シャワーでは身体は温まらず、お風呂に浸かり身体を芯から温めることで、夜ぐっすり眠れるようになるのだそうです。

 身体を温める効用は血流をよくするだけではありません。私たちの身体は体温が1度下がるとエネルギー代謝が12%、免疫力は30%以上もダウンするといわれます。エネルギー代謝とは、食べ物から摂った栄養を「酵素」などの働きで運動や体温維持のエネルギーに変えることですが、体温が低いと酵素の働きが悪くなり、免疫力の場合は白血球の働きが悪くなるからからだそうです。だから寒いと風邪を引きやすくなります。
 ガン細胞は35度ほどの低体温で最も増殖するといわれますが、低体温は他にも生活習慣病、アレルギー、うつなど、さまざまな病気の引き金になるといいます。

 その意味で体温に大きな影響を及ぼす食生活は非常に大切だと考えられます。1/29(日)(9:30~14:00)に吉津地区公民館において、ちーたび「身体を温める”なべ料理”を作ってみよう」を行います。ゲストに丹後アレルギーを考える会代表の青木伸代さんを招き、”すゞ菜”の女将小西美鈴さんの指導のもと、なべ料理を作る予定です。会費は1,200円、定員は8名です。身体を温める料理について一緒に楽しく考えましょう。


2017年1月9日月曜日

枕の効用

 明けましておめでとうございます。
  
 本年もブルーシー阿蘇の活動を中心に、高齢者の健康、その他問題について思うところ、感じるところを発信していきたいと考えていますので、どうかよろしくお願いします。

 さて、今年のお正月は5日ごろまで、まさに寝正月で過ごしてしまいました。というのも昨年の暮れあたりから、また首、肩、背中にかけて身体が非常に凝り、歩くとふらつくような状態であったため、しばらく整骨院に通ったのですが、凝りが取れないうちに正月を迎えてしまい、起きていると気分が悪く寝ている方が楽であったのと、実際に眠気もあり、朝寝、昼寝、夜寝と1日10~12時間、寝てばかりの正月を過ごしてしまった次第です。帰省中の子供たちも、「よくそれだけ寝られるネ」と感心していました。

 おかげで身体はかなり楽になったのですが、首筋の張り、肩の凝りは収まってはぶり返す感じで、なかなかよくなりません。そこで正月明けに外科医を訪ね、診てもらいました。問診とX線写真を見ながらしばらく医者も考えていましたが、「首の骨が少し曲がった状態で固まっているせいだと思う。身体をよく温め揉みほぐすより仕方がない。寝るときは枕を外した方がよい。」とアドバイスしてくれました。

 そこで早速その夜、枕を外して寝てみました。するとびっくりしたのですが、頭がまるで深い谷底に引きずり込まれるような感じで、首に普段とは逆のすごい圧力を受けるのです。しかしそのまま数時間は眠り込んでしまいましたが、夜中にふと目が覚めると首にかなり不快な圧力が感じられ、それ以上眠られず、それでも寝返りを打ちながらなんとかウツラウツラ過ごしました。たぶん曲がった状態で固まった首の骨に、かなり逆方向の力が働いていたのだと思います。しかし起きてみるとその影響をとくに感じることもなく、日中に首筋と肩を温湿布することで凝りもかなり治まりました。

 そこで次の夜はバスタオルで3cm厚ほどの枕を作り寝てみました。頭の重みで枕はペチャンコになりましたが、それでも前日のような違和感はなく、ほどよい力を首筋に受けながらぐっすり眠ることが出来ました。いまはこの枕でストレートネックの首がゆっくり矯正できればと思っています。

 いまは誰もが80歳、90歳と、当たり前に生きられる世の中になりました。しかし逆に間違った生き様(生活習慣)のつけが人生の後半に現れ、高齢者の身体を痛めつけ苦しめる時代になったともいえます。それを少しでも緩和するため、ちーたびなどで食生活の改善を訴えていますが、生活習慣となると仕事も、趣味も、睡眠もあらゆることが係わってきます。今回の私の経験は、「姿勢」も大きく関わっていることを教えてくれました。