2020年10月2日金曜日

へどろから見た持続可能な世界-ごみの廃棄②

 

 私がまだ小学生のころだったと思います。ある雑誌に腹をすかせたヘビが自分のしっぽを食べ始め、どんどん食べていくと最後にパッと消えてしまい、ウンチだけが残るというマンガが載っていました。それがすごく面白くて、親・兄弟にも見せて笑ったことを覚えています。しかし私にはウンチが残るというところが少し不満でした。どうせならすべて消えてしまった方が面白いと思ったからです。 

 しかしいま考えると、ウンチ(廃物、ごみ)が残れば、それを土壌微生物が分解して土と炭酸ガスと水に変えてくれます。そして土と水は植物を育て、その植物は炭酸同化作用により炭酸ガスをデンプンと酸素に変え、動物も生きられる環境を再び作ってくれます。ヘビがパッと消えてしまっては何も残らず、持続ができないことになります。

 また、「般若心経」というお経に「不生不滅」、「不増不減」という言葉が出てきます。それらは物理の「質量保存の法則」、「エネルギー保存の法則」に通じるものですが、ヘビがパッと消えてしまっては不生不滅に反することになります。質量保存の法則が成り立たないのです。だからやっぱりウンチはごみとして残るのが正解なのです。残らないといけないのです。

 

  前回のブログで触れましたが、動・植物の生命活動、人間の経済活動などはエンジンに例えられ、あらゆる活動には食料とか燃料、材料などの資源が必要です。しかしそれらを100%使い切る(ヘビがパッと消える)ことは不可能で、必ず廃物や廃熱といったごみに変わり、それを外に捨てないと活動は止まってしまいます。つまりどんな活動も発生するごみを処理できないと持続できないのです。

 その点、自然ごみは自然の仕組みの中で再生され、活動(エンジン)は循環し、持続が可能です。しかし人工ごみは自然の仕組みでは処理できず、持続性に問題があります。

 活動を持続させるには、発生するごみを自然の仕組みを使って再生させるか、化石燃料由来の人工ごみの発生を抑制するしかないのです。  

 

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