2015年12月27日日曜日

一年を振り返って

 ここ数ヶ月、パソコンを開くたびにWindows10へのバージョンアップを促すメッセージに曝され、ずっと無視していたのですが、たまたま気分的に解放されることがあり、時間的ゆとりもあったことから、ついバージョンアップに乗ってしまいました。その結果は使い勝手がそれまでのWindows7とかなり様変わりし、慣れるのに一苦労しましたが、それ以上に困ったのはフリージングが再々起きるようになったこと、それとブログがそれまでのURLで投稿できなくなってしまったことです。パソコンは使えば使うほどバグが蓄積され、いろいろなトラブルの原因になりますが、そうしたバグがバージョンアップの際に、そうした不具合の引き金になったものと推察されます。マイクロソフトとしては少しでも多くの人にWindows10を利用してもらい、その健全性確保に利用したいのでしょうが、個人的にはバージョンアップは完全に失敗だったと反省しています。しかしWindows7に戻しても不具合が消えるわけでもなく、新たなURL(従来のURLに1を追加http://blue-sea-aso1.blogspot.jp/)で、また最初からブログを書き始めたいと考えていますので、よろしくお願い致します。

 今年もあと数日で終わります。年々一年の経過が非常に短く感じられますが、「エコの環」は引き続き京都府のソーシャル・ビジネスプログラムの支援を受け、生ごみ処理量の増大(=野菜生産量の増大)を図りながら、野菜販売額の拡大に努めました。お蔭で少しづつ販売額を伸ばしてきましたが、一方で肝心の野菜生産者が病、その他の理由で休養したり離脱したり、あるいは度重なる獣害にも遭ったりして、思わぬ苦戦を強いられることになりました。京都府との協同事業「ちーたび」は地産地消、生活習慣病対策としての料理教室、また、さつまいもの苗植え・収穫体験などを4回実施し、「エコの環」の周知に努めました。お蔭で少しづつではありますが、「エコの環」野菜への理解も深まりつつあるように感じています。

ところでへどろヒートポンプですが、実用化に向けて足踏み状態が続いていましたが、ここにきて関心を示す業者がやっと現れ、「養殖魚生けすの水温低下」をテーマに実験を始めることにしました。このテーマは海洋高校の先生からも頂いていて、魚の養殖では、夏になると生けすの水温が30℃近くになり、大量の魚が死んでしまうため、1℃でも水温が下げられれば、運転管理上かなり助かるのだそうです。この水温低下にへどろヒートポンプが使えないかということで、早速、峰山にある京都府織物・機械金属振興センターの装置をお借りして実験し、30℃、10ℓの水の温度を1kgのへどろを使って3℃下げるのに成功しました。次にこの吸湿へどろを太陽熱で乾燥できれば、へどろヒートポンプを2台用意し、へどろの吸湿・乾燥を交互に繰り返すことで、化石燃料を使うことなく生けすの水温を下げることができます。また、これが上手くいけば、真夏に高温となるビルの建屋、道路などの温度を下げることにも利用できます。何とか実用化させたいと考えています。
 
 それでは良い年をお迎えください。