へどろから見た持続可能な世界ー温暖化対策
今年の夏は群馬県の伊勢崎市で歴代最高の41.8℃を記録し、また全国25の観測地点で最高気温が40℃を越すなど、命に係わるような猛暑が連日、日本列島を襲い、まさに温暖化(沸騰化)が身近に迫っているのを感じました。
温暖化対策として一体どんな選択肢があるでしょうか? よく知られたものに太陽光発電、風力発電、原子力発電などがあります。しかし前2者は国や自治体の助成金制度や、FIT(再エネ賦課金)という電気料金に上乗せされる分担金制度が充分でないと、なかなか元が取れず、また風力発電は個人レベルでは手が届かず、しかも三菱商事のような大企業でも、国の洋上発電プロジェクトから今夏、撤退してしまったような状況にあります。残るは原発しかないのでしょうか?
4パーミルイニシアティブという運動があります。CO2を吸収した植物を大地に埋め、地球上の土壌表層の炭素量を毎年0.4%アップすれば、いま化石燃料が放出しているCO2を相殺できるというものです。生ごみが炭素量のアップにどの程度寄与するか、昨年に続いて今年も実験をしてみました。
生ごみの発酵で得られるふるい上(ガラ)とふるい下を、どちらも土に10%づつ混合すると、いずれも炭素量が少なくとも0.5%ほど上昇すること(生ごみ量にして20%を混合すると0.4%アップ)が分かりました。そして土を攪拌せず放置すれば炭素量はそのまま保持されるが、撹拌して土に空気を入れると微生物活動が活発化し、大幅なロスにつながることが分かりました。生ごみを燃やさず肥料用に提供することは誰にでもできることです。「エコの環」の温暖化対策に一層のご協力をよろしくお願いします。
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