紫外線の害
先日、テレビの林修の今でしょ講座で「紫外線の害」についてやっていました。顔のシワやたるみの原因の8割は紫外線によるものとして、ある男性の顔写真を紹介していました。彼の顔の右半分と左半分ではシワのでき方が全く違っていて、原因は彼がトラックの運転手として25年間、左側の窓から紫外線を浴び続けたことによると説明していました。また、最近は紫外線による皮膚ガンも非常に増えていて、紫外線対策がきわめて重要であるといっていました。残念ながらそのとき私は外出せねばならず、肝心の紫外線対策を見ることはできませんでした。
皮膚ガンといえば私も1年ほど前、ギョッとする体験をしました。私は若いころスポーツが好きで、夏はいつも日焼けをして真っ黒になっていました。そのせいかその後は特に身体を焼くような野外活動をしなくても、夏が近づくとすぐ日焼けをして顔が黒くなり、少々気恥ずかしい思いをしていました。お腹もブリーフのゴムが当たる辺りが黒ずんで、鏡で見るとまるでベルトのように黒い帯がお腹の周りを走っていました。そんなあるとき右ほほにアズキ大か、もう少し大きい黒いモノができているのに気が付きました。最初はシミだと思っていたのですが、段々とそれが盛り上がりヒゲが剃りづらくなりました。何だろうと不思議に思っていたのですが、お腹の黒い帯の上にも一か所、同様の黒いイボというか隆起物ができているのに気が付きました。そして家内からは耳の中に、黒いほくろ状のものができていると教えられました。びっくりしてさっそく病院に出かけ、診察と同時にそれが良性のモノか悪性のモノかの検査をしてもらいました。数日後、幸い良性であることが分かり、液体窒素で焼き取ってもらうことにしました。一週間に一度の通院で、組織を焼き取るのに一か月ほどかかったように思いますが、黒いモノが取れると不思議なことに顔が以前より少し白くなり、お腹の黒い帯状のものもあまり目立たなくなりました。まるで顔とお腹の周りにあった日焼けの色素が、一か所に集まって取れてしまった感じです。医学的にこうしたことがよく起きる現象なのかどうかは知りませんが、私自身は「エコの環」野菜を多く食べるようになってから起きた、三大変化の一つと感じています。その一つは排便の状態がすっかり変わったことです。それまでも便通は毎日ありましたが、コロコロであったり軟便であったりしたのがバナナ型に変わり、紙がほとんどいらなくなったのです。二つ目は前回のブログで述べたように、花粉症から解放されたことです。そして三つ目がこの日焼けの色素が取れたことです。
日焼け色素の集合と野菜との関係の理屈はわかりませんが、ただ紫外線を浴びることは体内で活性酸素の発生につながり、それが体内の細胞を傷つけ、ガン・動脈硬化などの成人病や老化を促すことはよく知られています。そしてこの活性酸素の解毒には野菜や果物が有する抗酸化物質、ビタミンA、B2、C、Eやフィトケミカルが有効だといわれます。日焼け色素の消失もこうした理屈の中にあるのではと考えています。