2015年5月29日金曜日

紫外線の害

 先日、テレビの林修の今でしょ講座で「紫外線の害」についてやっていました。顔のシワやたるみの原因の8割は紫外線によるものとして、ある男性の顔写真を紹介していました。彼の顔の右半分と左半分ではシワのでき方が全く違っていて、原因は彼がトラックの運転手として25年間、左側の窓から紫外線を浴び続けたことによると説明していました。また、最近は紫外線による皮膚ガンも非常に増えていて、紫外線対策がきわめて重要であるといっていました。残念ながらそのとき私は外出せねばならず、肝心の紫外線対策を見ることはできませんでした。
皮膚ガンといえば私も1年ほど前、ギョッとする体験をしました。私は若いころスポーツが好きで、夏はいつも日焼けをして真っ黒になっていました。そのせいかその後は特に身体を焼くような野外活動をしなくても、夏が近づくとすぐ日焼けをして顔が黒くなり、少々気恥ずかしい思いをしていました。お腹もブリーフのゴムが当たる辺りが黒ずんで、鏡で見るとまるでベルトのように黒い帯がお腹の周りを走っていました。そんなあるとき右ほほにアズキ大か、もう少し大きい黒いモノができているのに気が付きました。最初はシミだと思っていたのですが、段々とそれが盛り上がりヒゲが剃りづらくなりました。何だろうと不思議に思っていたのですが、お腹の黒い帯の上にも一か所、同様の黒いイボというか隆起物ができているのに気が付きました。そして家内からは耳の中に、黒いほくろ状のものができていると教えられました。びっくりしてさっそく病院に出かけ、診察と同時にそれが良性のモノか悪性のモノかの検査をしてもらいました。数日後、幸い良性であることが分かり、液体窒素で焼き取ってもらうことにしました。一週間に一度の通院で、組織を焼き取るのに一か月ほどかかったように思いますが、黒いモノが取れると不思議なことに顔が以前より少し白くなり、お腹の黒い帯状のものもあまり目立たなくなりました。まるで顔とお腹の周りにあった日焼けの色素が、一か所に集まって取れてしまった感じです。医学的にこうしたことがよく起きる現象なのかどうかは知りませんが、私自身は「エコの環」野菜を多く食べるようになってから起きた、三大変化の一つと感じています。その一つは排便の状態がすっかり変わったことです。それまでも便通は毎日ありましたが、コロコロであったり軟便であったりしたのがバナナ型に変わり、紙がほとんどいらなくなったのです。二つ目は前回のブログで述べたように、花粉症から解放されたことです。そして三つ目がこの日焼けの色素が取れたことです。
 日焼け色素の集合と野菜との関係の理屈はわかりませんが、ただ紫外線を浴びることは体内で活性酸素の発生につながり、それが体内の細胞を傷つけ、ガン・動脈硬化などの成人病や老化を促すことはよく知られています。そしてこの活性酸素の解毒には野菜や果物が有する抗酸化物質、ビタミンA、B、C、Eやフィトケミカルが有効だといわれます。日焼け色素の消失もこうした理屈の中にあるのではと考えています。

2015年5月22日金曜日

花粉症

 私はかつては春になると、くしゃみ・鼻水、目の充血、ぜんそくにいつも苦しめられていました。いわゆる「花粉症」です。しかし「エコの環」の活動に関わり、必然的に野菜をたくさん食べるようになってから体質が変わったのか、2~3年前からすっかりそうした症状が消え、花粉症から完全に解放されたように感じています。いまでは散歩に出かける時もマスクを忘れることが多く、花粉症のことをすっかり忘れてしまっています。しかし今年は4月の終わりごろから右の上瞼が少しただれ、やはり春はマスクをしなければと反省しているところです。
 花粉症は私たちの身体の免疫機能の「抗原・抗体反応」が、過剰に働くことで引き起こされるアレルギー疾患だといわれます。身体は自分と異質のもの(抗原)が体内に入ると、それに対する抗体を作るようになり、抗原が再び体内に入ると急速にその抗体を作って排除する働きをするのです。しかし人間が持つ5種類の抗体の中で、花粉という抗原に対しは「IgE抗体」が作られ、それがヒスタミンという刺激物質を誘発するため、身体のあちこちに不快なアレルギー症状を引き起こすといわれます。つまり免疫細胞の働きが必要以上に強力となり、皮膚や粘膜面の弱い部分に強い炎症を発生させてしまうのです。
ところで私たちは酸素を吸って生きています。しかし酸素はほとんどの物質を酸化させるほどの毒性を持っていて、私たちの身体の免疫システムも、実はこの酸素をさらに強力にした「活性酸素」を使って、外敵である病原体をやっつけています。だから私たちの身体は常に漏れ出る活性酸素の危険にさらされているのですが、通常はSODという酵素がすぐに中和の働きをして、身体を守ってくれています。しかし私たちが仕事や不幸などによる心理的ストレス、また排気ガスや工場のばい煙、食品添加物や残留農薬、電化製品からの電磁波などの物理的ストレスを多く抱えると、こうしたストレスが体内で活性酸素を発生させるためSODの解毒が間に合わなくなり、余剰の活性酸素が身体の粘膜面を傷害して炎症を引き起こし、花粉症を助長することになってしまうのです。こうした活性酸素を解毒するのにビタミンA、B、C、Eとか、お茶に含まれるカテキン、緑黄色野菜の中のカロテンなど、フィトケミカルといわれる「抗酸化力」のある物質が有効といわれます。だから野菜・果物を多く食べることは花粉症対策だけでなく、身体をサビつかせない、老化させない意味でも大変大切なことなのです。
 一方、腸は免疫力を司る重要な器官で、その善玉菌と悪玉菌のバランスがとても重要だといわれます。老化や薬の服用などによってもそのバランスが大きく崩れるからです。だから善玉菌のヨーグルトなどの摂取が盛んに宣伝されますが、私自身はその前にまず排便が重要と考えています。便秘がちでは悪玉菌が強すぎて腸内環境を整えることができないからです。だから排便を促す食物繊維を多く摂って便秘を解消することが先決で、これにより腸内環境が整えられると、免疫システムがIgE抗体の産生を抑える側に傾き、花粉症の改善につながるといいます。私が花粉症から解放されたのも、腸内環境の改善によることが大きいと考えています。なお、野菜の青ジソ、ショウガ、ニンニク、長ネギ、玉ねぎ、ニラ、レンコンなどの野菜には、IgE抗体の産生を抑制する「抗アレルギー性」の性質のあることも認められています。いずれにしても野菜は非常に大きなパワーを秘めており、「エコの環」野菜をすこしでも早く、多くの人に届けられるようにしたいと考えています。

2015年5月1日金曜日

パソコンの初期化

 半年ほど前からパソコンが再々フリージングを起こすようになりました。かつてのパソコンのように「完全に凍り付いて動かなくなる」というのでなく、「フリーズして10数秒間、”輪っか” がクルクル回った後自動復帰する」というもので、メーカーのサポートセンターに何回も相談しましたが、なかなかラチがあきません。何回かやりとりするうちにパソコンの初期化をすることになりました。初期化となるとパソコンを購入時と同じ状態に戻すわけで、事前にすべてのインプット情報のバックアップを取っておく必要があります。それが厄介なので2~3のパソコン屋に相談したところ、2~3万円かかるといいます。それはチョット高いのではと、結局自分でトライすることにしました。今のパソコンの起ち上げはすべて自分でやったので、何とかなるだろうと思ったわけです。
 サポートセンターの女性の指示に従い初期化に着手したのですが、「ソフトのインプットに3時間ほどかかるので、終わったら連絡してくれ」といいます。こちらはものの20~30分で終わると思っていただけにビックリです。冷静に考えれば基本ソフトの情報量は膨大であろうし、それくらい時間がかかって当然かも知れません。しかしそんな大事とは考えてもいなかっただけに、「オイオイ、それならやる前に言ってくれヨ」というのが本音で、「しまった!」と頭を抱え込んでしまいました。月末でやらねばならないことがたくさんあり、こんなことに時間をかけておれない状況だったからです。だからイライラしながら「サポートセンターの終了時間19時までに何とか終わってくれ」と、ひたすらパソコン画面を眺めていました。終了時20分ほど前にやっとインプットが終ったので急いで電話をかけると、例の間延びした番号案内が長々と続き、そして「大変込み合っていますので10分ほど待つか、かけ直して下さい」のメッセージが何度も繰り返されます。しかしこのまま中途半端では終われないので必死に待ち、何とかその日のうちに無線LANとインターネットの接続だけは、済ませることができました。

愛用のパソコン
翌日はメールを接続せねばと早々にパソコンを立ち上げました。しかしプログラムの環境整備とかの操作が始まり、これがまた延々と続き、結局また3時間ほど何もできず、ただひたすら作業が終わるのを待っていました。やっと終わってメール接続の手続きを始めたのですが、今度はパスワードが違うと拒否され、全然接続できません。実はプロバイダーを乗り換えたときに、パスワードを変えていたようなのです。必死になって探しだした書類の中にそれを見つけ、やっとメールアドレスの一つはつながったのですが、いま一つのメールアドレスの方はやはりパスワードがメモと違っていて、それにその他のドタバタも加わって、結局つながるのは翌日に持ち越してしまいました。
 何も問題のないハズのプリンターの接続においても、プリンターへのインストールに何回も失敗し、まったく訳が分からずパニックになりかけました。プリンターへのプログラムは既にインプット済みであったためのことで、終わってみれば「なーんだ」といったことも、早く起ち上げねばと焦っているときには、とても大きな壁となって行方をさえぎるのでした。
 今回初めてパソコンの初期化に挑戦したのですが、その起ち上げには結局足かけ3日もかかってしまいました。これでは2~3万円を請求されても仕方がないと感じました。今のパソコンを買ったとき自分で起ち上げたと云いましたが、前回は古いパソコンが使えたため、焦ることは何もなかった訳です。しかし今回はパソコンが起ち上がらない限り何もできず、それが切迫感となって焦りを生み、些細なことで随分苦労したように思います。「いい経験をした」というには頭が真っ白になる(初期化する)ほどの経験でした。