2015年5月1日金曜日

パソコンの初期化

 半年ほど前からパソコンが再々フリージングを起こすようになりました。かつてのパソコンのように「完全に凍り付いて動かなくなる」というのでなく、「フリーズして10数秒間、”輪っか” がクルクル回った後自動復帰する」というもので、メーカーのサポートセンターに何回も相談しましたが、なかなかラチがあきません。何回かやりとりするうちにパソコンの初期化をすることになりました。初期化となるとパソコンを購入時と同じ状態に戻すわけで、事前にすべてのインプット情報のバックアップを取っておく必要があります。それが厄介なので2~3のパソコン屋に相談したところ、2~3万円かかるといいます。それはチョット高いのではと、結局自分でトライすることにしました。今のパソコンの起ち上げはすべて自分でやったので、何とかなるだろうと思ったわけです。
 サポートセンターの女性の指示に従い初期化に着手したのですが、「ソフトのインプットに3時間ほどかかるので、終わったら連絡してくれ」といいます。こちらはものの20~30分で終わると思っていただけにビックリです。冷静に考えれば基本ソフトの情報量は膨大であろうし、それくらい時間がかかって当然かも知れません。しかしそんな大事とは考えてもいなかっただけに、「オイオイ、それならやる前に言ってくれヨ」というのが本音で、「しまった!」と頭を抱え込んでしまいました。月末でやらねばならないことがたくさんあり、こんなことに時間をかけておれない状況だったからです。だからイライラしながら「サポートセンターの終了時間19時までに何とか終わってくれ」と、ひたすらパソコン画面を眺めていました。終了時20分ほど前にやっとインプットが終ったので急いで電話をかけると、例の間延びした番号案内が長々と続き、そして「大変込み合っていますので10分ほど待つか、かけ直して下さい」のメッセージが何度も繰り返されます。しかしこのまま中途半端では終われないので必死に待ち、何とかその日のうちに無線LANとインターネットの接続だけは、済ませることができました。

愛用のパソコン
翌日はメールを接続せねばと早々にパソコンを立ち上げました。しかしプログラムの環境整備とかの操作が始まり、これがまた延々と続き、結局また3時間ほど何もできず、ただひたすら作業が終わるのを待っていました。やっと終わってメール接続の手続きを始めたのですが、今度はパスワードが違うと拒否され、全然接続できません。実はプロバイダーを乗り換えたときに、パスワードを変えていたようなのです。必死になって探しだした書類の中にそれを見つけ、やっとメールアドレスの一つはつながったのですが、いま一つのメールアドレスの方はやはりパスワードがメモと違っていて、それにその他のドタバタも加わって、結局つながるのは翌日に持ち越してしまいました。
 何も問題のないハズのプリンターの接続においても、プリンターへのインストールに何回も失敗し、まったく訳が分からずパニックになりかけました。プリンターへのプログラムは既にインプット済みであったためのことで、終わってみれば「なーんだ」といったことも、早く起ち上げねばと焦っているときには、とても大きな壁となって行方をさえぎるのでした。
 今回初めてパソコンの初期化に挑戦したのですが、その起ち上げには結局足かけ3日もかかってしまいました。これでは2~3万円を請求されても仕方がないと感じました。今のパソコンを買ったとき自分で起ち上げたと云いましたが、前回は古いパソコンが使えたため、焦ることは何もなかった訳です。しかし今回はパソコンが起ち上がらない限り何もできず、それが切迫感となって焦りを生み、些細なことで随分苦労したように思います。「いい経験をした」というには頭が真っ白になる(初期化する)ほどの経験でした。


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