2023年2月13日月曜日

へどろから見た持続可能な世界ー紫外線

「オゾンホール」ってご存じでしょうか? 地球の上空にはオゾンガスの層があって、それが太陽からの危険な紫外線を吸収し、緩和する働きをしているのですが、そのオゾンの量が大きく減少し、とくに南極上空に大きな穴(ホール)が空いていることをいいます。日本の南極観測隊によって発見されました(1982。地上の生物に深刻な健康被害が及ぶことが懸念され大騒ぎになりましたが、その後、冷蔵庫やエアコン、スプレーなどで使われるフロンガスがオゾン層に損傷を与え、オゾン量を減らすことが分かり、世界的に「代替フロン」への切り替えが進められました。そのオゾンホールがいま回復に向かいつつあり、2066年ごろには以前の状態に戻るとの予測を、国連が公表しました。フロンを無くすという全人類の結束が、世界的課題を解決した最初の成功例といえるでしょう。


紫外線はいまでこそ有害視されていますが、本来は太陽の元で働いたり運動したりして紫外線を浴びることは、体にとって非常に良いことなのです。というのは私たちの体の細胞にはミトコンドリアという器官があり、そこで酸素を使って私たちが生きていくのに必要なエネルギーを作っています(発電)が、紫外線はその発電効率を高めてくれるのです。だから日光を浴びると元気が出るのです。逆に発電効率が悪いと酸素が「活性酸素」になり易く、体に害を及ぼすのです。

微量の放射線にも同様の効果があり、ラジウム温泉やラドン温泉が体に良い理由になっています。


ところで野菜や果物にはカリウムが多く含まれますが、カリウム40という放射性同位元素も微量含まれます。それが体内に入ると内部からの働きかけが強まり、発電効率は一層高まります。野菜や果物を食べたときさわやかな気分になるのは、ミトコンドリアが元気になるからです。因みにカリウム40は放射線を出して崩壊するとカルシウムに変わります。だからカルシウムを摂取したことにもなります。

カリウムにはナトリウムを体外に追い出す作用があり 、高血圧対策にもなります。

           

一日350グラム以上の野菜を、努めて食べるようにしましょう。