2017年1月9日月曜日

枕の効用

 明けましておめでとうございます。
  
 本年もブルーシー阿蘇の活動を中心に、高齢者の健康、その他問題について思うところ、感じるところを発信していきたいと考えていますので、どうかよろしくお願いします。

 さて、今年のお正月は5日ごろまで、まさに寝正月で過ごしてしまいました。というのも昨年の暮れあたりから、また首、肩、背中にかけて身体が非常に凝り、歩くとふらつくような状態であったため、しばらく整骨院に通ったのですが、凝りが取れないうちに正月を迎えてしまい、起きていると気分が悪く寝ている方が楽であったのと、実際に眠気もあり、朝寝、昼寝、夜寝と1日10~12時間、寝てばかりの正月を過ごしてしまった次第です。帰省中の子供たちも、「よくそれだけ寝られるネ」と感心していました。

 おかげで身体はかなり楽になったのですが、首筋の張り、肩の凝りは収まってはぶり返す感じで、なかなかよくなりません。そこで正月明けに外科医を訪ね、診てもらいました。問診とX線写真を見ながらしばらく医者も考えていましたが、「首の骨が少し曲がった状態で固まっているせいだと思う。身体をよく温め揉みほぐすより仕方がない。寝るときは枕を外した方がよい。」とアドバイスしてくれました。

 そこで早速その夜、枕を外して寝てみました。するとびっくりしたのですが、頭がまるで深い谷底に引きずり込まれるような感じで、首に普段とは逆のすごい圧力を受けるのです。しかしそのまま数時間は眠り込んでしまいましたが、夜中にふと目が覚めると首にかなり不快な圧力が感じられ、それ以上眠られず、それでも寝返りを打ちながらなんとかウツラウツラ過ごしました。たぶん曲がった状態で固まった首の骨に、かなり逆方向の力が働いていたのだと思います。しかし起きてみるとその影響をとくに感じることもなく、日中に首筋と肩を温湿布することで凝りもかなり治まりました。

 そこで次の夜はバスタオルで3cm厚ほどの枕を作り寝てみました。頭の重みで枕はペチャンコになりましたが、それでも前日のような違和感はなく、ほどよい力を首筋に受けながらぐっすり眠ることが出来ました。いまはこの枕でストレートネックの首がゆっくり矯正できればと思っています。

 いまは誰もが80歳、90歳と、当たり前に生きられる世の中になりました。しかし逆に間違った生き様(生活習慣)のつけが人生の後半に現れ、高齢者の身体を痛めつけ苦しめる時代になったともいえます。それを少しでも緩和するため、ちーたびなどで食生活の改善を訴えていますが、生活習慣となると仕事も、趣味も、睡眠もあらゆることが係わってきます。今回の私の経験は、「姿勢」も大きく関わっていることを教えてくれました。
 
 


 

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム