2023年3月14日火曜日

へどろから見た持続可能な世界ービタミン・ミネラル

 今年の出生数は予測より8年も早く80万人を切り、減少傾向に加速がかかっているそうです。政府も「異次元少子化対策」を打ち出していますが、非常に憂慮されるところです。

一方で将来を担う子供、若者たちの親による虐待死とか、いじめによる自殺といった問題も後を絶たず、痛ましい限りです。若年世代の死因の第1位が自殺なのは、先進7か国では日本だけだそうです。そして「誰でもよい、殺してみたかった」という理解不能な若者の事件も多発しています。

 

こうした事件が起きると当事者の対応の仕方だったり、家庭環境、社会情勢といったことがいろいろ論じられます。しかし個人的には食事の内容はどうだったろうかと、つい考えたりします。

 

 いま食べ物の栄養素としては糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルの7つが挙げられています。最初の3つは身体を作ったり、エネルギーを作ったりするものです。次の2つは身体や頭をイキイキと働くようにするもので、「心」を作るのにも大きく関係します。最後の2つは身体のサビ取りに関わるもので、病気の予防・改善や老化防止に力を発揮してくれます。

 下の図は1,200人ほどの中学生から聞き取り調査を行った結果です。バランスの良い食事を家族揃って食べる「最もよい」集団から、ジュース・インスタント食品をよく食べ、孤食・欠食の多い「最も悪い」集団まで5つの集団に対してその精神状態をプロットしたもので、「最も悪い」集団に向かうにつれ心は不安定となり、いじめや自殺願望に向かう傾向がはっきり現れるそうです。



脳は5060%が脂質、30%がたんぱく質、残りはエネルギー源の糖質からできています。しかしイキイキ活動させるにはビタミン、ミネラルが欠かせないといいます。特に脳の発達が著しい発育盛りの子供には、これらが不足すると知能の発達や精神の発達に悪影響があるといいます。

 

 1350グラム以上の野菜を務めて食べるようにしましょう。