野菜販売の集計
いま、全国的に野菜が非常に高騰しているようです。その影響で三重県鈴鹿市では、学校給食の2日間休止を決めたそうです。その後その決定は撤回されましたが、1日分は災害時用の備蓄食で対応するといいます。休止はしないまでも、献立の変更や野菜の変更はかなりの学校で行われているようです。この異常事態の原因には、台風や秋雨前線による天候不順の影響が大きいようです。そういえば私たちの「エコの環」野菜も、例年9月は端境期で出荷量が落ちるのですが、今年はいまに至っても出荷量が全然回復せず、やはり天候の影響が大きいのかなと思っています。栽培者の皆さんに聞いても、「ニンジン、小松菜の種をまいたが発芽しない」、「全然大きく育たない」、「大根、白菜が虫にやられ全滅だ」などといった声が返ってきて、出荷量の回復が心配されます。
ところでいま、従来の野菜販売の集計方法を大きく見直しています。というのも野菜販売額が大きく伸びてきたのは有難いのですが、それに伴って毎月の集計作業量が増え、特にこの夏の販売額が10万円を超えた2ヶ月間は、野菜の出荷準備、販売もさることながら、その集計に大変な労力を要したからです。
いまやっている集計作業を簡単に紹介すると、毎週木曜日の販売日に合わせ、前日の夕方から野菜が集まってきます。そこでそれを洗ったり、不良部分を取り除いたりしながら計量、袋詰めをします。そして京都生協のチラシを参考に、家内ともう一人の女性とで販売単価を決め、栽培者、野菜名、出荷個数、販売単価を記した「価格表」を作成します。木曜日当日も早朝から同様の作業を続け、その後その「価格表」を持って訪問販売に出かけます。販売から帰ると家内はすぐに出荷伝票、メモを頼りに、販売先ごとに野菜名、栽培者名、販売個数、販売額をノートに記帳し始めます(「販売表」)。在庫管理も含めたこの作業が結構大変で、1回の販売につき2~3時間かけています。
栽培者の集計表 |
以上のやり方では野菜の出荷量が増えてきたとき、作業量が膨らむばかりで大変です。作業量をもっと減らすにはどうしたらよいか、たまたま帰ってきた子供たちの知恵も借りながら、以下の方法を考えました。
まず、予め栽培者ごとに野菜名を列挙した表を作っておきます。そして野菜の販売単価が決まったとき、パソコン上のこの表の所定欄に出荷個数と販売単価を入力します。この作業量は現在の作業量と大差ありません。入力し終わったら表をフィルターにかけ、未入力の行を削除すると出荷野菜についての「価格表」ができあがります。
次にこれを販売先を縦列に配した下表の左端にコピーすると、販売先A、B、C・・・ごとの「販売表」ができるので、あとは販売先ごとに野菜の「販売個数」だけを入力すれば、販売額、販売残の個数、栽培者の分配金、NPOの収益などが計算され、「販売表」の作成時間は大幅に削減され、「集計表」は作る必要がなくなります。
早速、家内にパソコンの「販売表」に「販売個数」だけの入力を試してもらいました。しかしここで大きな問題の発生することが分かりました。折角苦労して決めた「価格表」の販売価格が変わるのです。どういうことかというと野菜が売れ残ったときとか、つり銭や買い手に細かいお金がないような場合、どうしても販売価格を下げるようなことが発生するのです。また、先週、先々週からの在庫(サツマイモとかカボチャなど)を持って行って販売することもあり、すると販売価格を変えるごとに、また、在庫の野菜を売るたびに「販売表」に新たな行を加え、新たな価格、野菜名を入力する必要が生じるのです。この新たな入力が結構多く、パソコンに不慣れな家内には結構大変な作業でしたが、それでも40分ほどで「販売表」を作ることができました。これで時間の短縮はかなり改善されましたが、新たな行を作成すると在庫の計算が難しくなり、それをどうするかいま思案しているところです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム