明けましておめでとうございます。みな様それぞれに良いお年をお迎えになったことと、お慶び申し上げます。本年もよろしくお願いします。
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原生林の中の参道 |
私が住む宮津市も今年は元日、3日と好天に恵まれ、気分的にも良いお正月を迎えることができました。そして3日には帰省した子供やその家族と、宮津市から車で30〜40分走ったところにある「元伊勢神宮」(福知山市大江町)まで、10年ぶりくらいに初詣でに出かけました。実は昨年の11月に両親の法要が岐阜であり、ついでに子供達と「お伊勢さん」まで足を伸ばしたことから、初詣でも「元伊勢に行こう」ということになった次第です。前に元日に出かけたときはひどい渋滞に巻き込まれた経験から、3日に出かけたのですが、車の渋滞はなかったものの、参拝するのに境内には長蛇の列ができていて、結局、参拝に1時間以上もの時間がかかり、外宮(元伊勢外宮豊受大神社)には寄らずに帰ってきました。
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内宮皇太神社 |
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黒木の鳥居 |
今回境内にあった案内板で、なぜここが「元伊勢」と呼ばれるのか知ったのですが、いま伊勢神宮に祀られている「天照大御神」は古くは宮中に祀られていたそうです。しかしこれを畏怖した天皇の命で鎮座地を求めて各地を転々とし、最終的に伊勢に落ち着いたそうですが、それまでの間に訪れた一時遷座地は各地で「元伊勢」として語り継がれ、当社もそうした伝承地の一つで、伊勢神宮より54年も古い由緒ある神社なのだそうです。元伊勢内宮皇太神社はうっ蒼とした森の中にあり、原生林の中の表参道(220段の石段あり)を登ると本殿にたどり着きます。本殿前には「黒木の鳥居」(皮付きの杉の木製)があり、これは外宮の鳥居と合わせ全国に二つしかない珍しいもので、最も古いタイプの鳥居なのだそうです。また、「五十鈴川」と呼ばれる小さな川もあり、きれいな水が流れていました。
ところで「伊勢神宮」では昨年、20年に一度の遷宮式が行われました。実は私は小学校の修学旅行で丁度遷宮式のあった年に「伊勢神宮」に参拝していて、もちろんそれ以降も2〜3度お参りに出かけてはいましたが、昨年は小学校の修学旅行から丁度60年目の節目ということで、感慨深いものがありました。そして修学旅行のときに学んだ「内宮、外宮の鰹木の偶数、奇数の違い」や「千木の形の違い」を子供たちに得意げに語っているのでした。それにしても参拝者の数がものすごく、駐車場を探すのも食事をするのも大変でしたが、「おかげ横丁」という商店街は江戸時代の面影を彷彿とさせ、昔からみなこうして「お伊勢参り」を楽しんだのだろうナーと、我々も買い物を楽しんできました。
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