2013年5月22日水曜日

神戸からの訪問者

  総会を先日の日曜日(5/19)に終え、いまは気分的にホッとしているところです。総会ではいつも最後に私がミニ講演を行っていて、今回は『「エコの環」野菜で「5 a Day」運動を』というタイトルで、15分ほど話しをしました。我々の作る「エコの環」野菜はビタミン・ミネラルが豊富で、それを1日5皿(350g)以上食べることは生活習慣病対策になること、また、畜糞堆肥、野菜の硝酸塩濃縮、F1の種などの有害性にも触れ、「エコの環」ではこうした有害性の排除にも努めていくことをお話ししました。
  ところで先週神戸から、5人の方々が我々の生ごみ堆肥化法を見学にやってこられました。これまでも府内の福知山市、南丹市など、遠方から見学に来られたことはありましたが、他府県からは今回が初めてであり、とても嬉しいことでした。早速、生ごみの堆肥化を始めたきっかけから、現在取り組んでいる活動内容までをスライド用の絵を使って説明し、その後生ごみ処理機”たいぞう君”を見てもらったり、内容物の温度変化を記録紙で説明したり、養生中の堆肥を見てもらったりしました。しかし”たいぞう君”の土の中に毎日、生ごみを少量のゼオライト粉と共に投入するだけで生ごみが分解し、大きな魚の頭も1日で消えてなくなることがにわかには理解してもらえず、いつものことながら納得してもらうのに時間を要しました。ただ皆さん一様に臭いがほとんどしないこと、内容物がかなり乾いていることに驚いておられました。
生ごみ堆肥だけの野菜づくり
この後、やはり我々の方法で生ごみ堆肥を作り、それだけで野菜を上手に作っておられる女性の畑を見学に出かけました。この女性はむかし京都市内でレストランを経営されていた方で、こちらに引っ越してきてから農業を始め、最初は他のいろんな肥料・方法で野菜を作っておられたのが、我々の生ごみ処理法を知ってからは、「こんなすばらしい肥料はない」とすっかりゼオライトを使った堆肥化法にほれ込み、熱心に生ごみ処理、野菜づくりを行っておられます。皆さんも彼女の説明に従って”たいぞう君”の内容物の臭いを直接かいだり、数か月養生した堆肥を触ったり、野菜の育ち具合を見たり、栽培中の豆の味見をしたりしながら、すっかり説明に引き込まれておられました。皆さんは神戸市内のある地区のまちづくりに係わっておられるとのことでしたが、今回の見学会が生ごみ循環社会を作るきっかけになればと願いつつ、現地でお別れしました。

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