へどろと生ごみが語る持続可能な世界ーゆでがえる理論
“ゆでがえる理論”って存じでしょうか? 「蛙を水に入れ、ゆっくり温度を上げてゆくと、蛙は気づかないまま茹で上がり、死んでしまう」と、厳しい経営環境を戒めたビジネス界のたとえ話です。「状況が少しずつ変化すると、人はその変化に気づかず慣れてしまい、最後は取り返しの付かない危機的状況に陥ってしまう」と、会社時代によく聞かされました。
最近の日本や世界で起きている異常気象のニュースを目にすると、温暖化により私たちは本当に「ゆでがえる」になってしまうのではと、危機感を覚えます。
これほど「身の危険」や「命を守る」ための、異常ともいえる呼びかけが増えていても、温暖化対策としての節電や節油などの呼びかけは、全くありません。ホルムズ海峡の封鎖により重油がストップしても、ガソリンの補助金は出ても、節油の呼びかけは一切ありません。このままでは危機的状況に本当に慣れっこになり、そのまま後戻りが難しい状態に、向かっていくだけではないでしょうか?
温暖化対策として一般的に考えられているのは、太陽光発電、風力発電、原発などで、私たちにできることには限りがあるとでもいうのでしょうか。
私たちは「生ごみ」が、かなりよい温暖化対策になると考えています。
若い就農希望者が、市内の一般家庭40軒ほどと「エコの環」(生ごみを肥料用に出してもらう代わりに、育てた野菜を買ってもらう)の関係を結べば、農業で自立は可能と考えられます。この就農希望者を市外から募れば、宮津市の生ごみを処理するのに150~200人の若者を呼び込むことができ、いい人口減対策になります。そしてドラム缶にして年に170本分の灯油からのCO2を、地中に埋めることができます。生ごみという無用なものから年に3億円以上の野菜という価値が生まれ、高齢社会の健康対策に役立ちます。こうした仕組みは陸や海の非常に良い環境対策になり、観光資源にもなります。

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